Finzi, Gerald Raphael (フィンジ、ジェラルド)
England / 1901.7.14 London  -  1956.9.27 Oxford
*[20世紀前半のイギリスを代表する作曲家のひとり。英国情緒に満ちた作風で知られ、特に歌曲集や合唱曲といった声楽作品が重要視されている。]



●管弦楽曲・協奏曲
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セヴァーン狂詩曲 Op.3-1 (1923) [Orch]
 A Severn Rhapsody
ノクターン 嬰ハ短調 Op.7 (1926) [Orch] ※『新年の音楽(New Year Music)』とも。1940年代に改訂が施されている。
弦楽のためのロマンス 変ホ長調 Op.11 (1928) [Str]
落葉~管弦楽のための悲歌 Op.20 (-) [Orch]
 The Fall of the Leaf
弦楽のための前奏曲 ヘ短調 Op.25 (-) [Str]
チェロ協奏曲 イ短調 Op.40 (1955) [Vc/Orch] ※最後の作品。死の床で初演のラジオ放送を聴いていたという。
クラリネット協奏曲 ハ短調 Op.31 (1949) [Cl/Orch]
イントロイト Op.6 (-) [Vn/Orch]
 Introit
※元は『ヴァイオリン協奏曲』の第2楽章。1928年ヴォーン・ウィリアムズの指揮で全曲初演が行われたものの、不出来と感じたフィンジの手により第1楽章と終楽章は破棄された。
エクローグ Op.10 (1929) [Pf/Str]
 Eclogue
※ピアノ協奏曲の緩徐楽章となる予定だった。
大幻想曲とトッカータ ニ短調 Op.38 (1953) [Pf/Orch]

●室内楽曲
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オーボエと弦楽四重奏のための間奏曲 イ短調 Op.21 (1936) [Ob/SQ]
ヴァイオリンとピアノのための悲歌 Op.22 (-) [Vn/Pf]
クラリネットとピアノのための5つのバガテル Op.23 (-) [Cl/Pf]
前奏曲とフーガ イ短調 Op.24 (-) [Vn,Va,Vc]

●歌曲
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歌曲集「歩道と踏み段を通って」 Op.2 (1921-22) [Bar/SQ]
 By Footpath and Stile
カンタータ「ディエス・ナタリス」 Op.8 (1938-39) [Vo/Str]
 Dies natalis
※1920年代中頃には作曲に着手していたらしい。
序奏とアリア「武器よさらば」 Op.9 (1944) [Ten/Orch]
 Farewell to Arms
2つのソネット Op.12 (1928) [Ten/Str]
歌曲集「詩人へ」 Op.13a (-) [Vo/Pf]
 To a Poet
歌曲集「おお、何と見目麗しき」 Op.13b (-) [Vo/Pf]
 Oh Fair to See
歌曲集「ある若者の激励」 Op.14 (1929) [Ten/Pf]
 A Young Man's Exhortation
歌曲集「大地と大気と雨」 Op.15 (-) [Bar/Pf]
 Earth and Air and Rain
歌曲集「夏のあとさき」 Op.16 (-) [Bar/Pf]
 Before and After Summer
歌曲集「花束を捧げん」 Op.18 (1942) [Bar/Str]
 Let Us Garlands Bring
歌曲集「地球が摩耗するまで」 Op.19a (-) [Vo/Pf]
 Till Earth Outwears
歌曲集「私は恋人に言った」Op.19b (-) [Bar/Pf]
 I Said to Love

●合唱曲
titlememo
10の童謡 Op.1 (1920-21) [Chor/Pf]
レクイエム・ダ・カメラ Op.3-2 (c.1925) [Soloists,Chor/Orch]
 Requiem da camera
※『セヴァーン狂詩曲』とともに『イギリスのパストラールと悲歌』のタイトルで出版。
無伴奏混声四部合唱のための詩篇 Op.4 (-) [Chor]
3つの短い悲歌 Op.5 (1926) [Chor]
 Three Short Elegies
7つの合唱曲 Op.17 (-) [Chor]
祝典アンセム「見よ、満ち足りた最後の生け贄」 Op.26 (1946) [Chor/Org]
 Lo, the full, final sacrifice
3つのアンセム Op.27 (1946-53) [Chor]
不滅の暗示 Op.29 (1950) [Ten,Chor/Orch]
 Intimations of Immortality
※1930年代後半には作曲に着手していたらしい。
祝典アンセム「聖セシリアのために」 Op.30 (1947) [Ten,Chor/Orch]
 For St Cecilia
あなたは私の目を喜ばせてくれた Op.32 (-) [MaleChor]
 Thou didst delight my eyes
モテット「この夜を通して」 Op.33 (-) [Chor]
 All this night
ミューズと美の神 Op.34 (-) [Chor/Str]
 Muses and Graces
高名なる彼らを讃えん Op.35 (-) [Chor/Str]
 Let us now praise famous men
※同声二部合唱のための作品。伴奏は弦楽合唱と書かれているが、確認可能な録音は全てオルガン伴奏。
マニフィカト Op.36 (-) [Chor/Orch]
白い花が咲く日々 Op.37 (1953) [Chor]
 White-flowering days

●舞台音楽
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劇音楽『恋の骨折り損』 Op.28 (1946)
 Love's Labour's Lost
劇音楽『地には平和を』 Op.39 (1954)
 In terra pax