Cowell, Henry Dixon (カウエル、ヘンリー)
USA / 1897.3.11 Menlo Park, California  -  1965.12.10 Shady, New York
*[トーン・クラスターを用いた実験的なピアノ曲や異国情緒に満ちた管弦楽作品で知られる。記録的な多作家で、作品数は1000曲以上に及ぶ。]



●交響曲
titlememo
交響曲第1番 (1916-17) [Orch]
交響曲第2番 「アントローポス」 (1938) [Orch]
 "Anthropos"
交響曲第3番 「ゲール風交響曲」 (1942) [Orch]
 "Gaelic Symphony"
交響曲第4番 「短い交響曲」 (1946) [Orch]
 "Short Symphony"
交響曲第5番 (1948) [Orch]
交響曲第6番 (1951) [Orch]
交響曲第7番 (1952) [Orch]
交響曲第8番 (1952) [C.Alt,Chor/Orch]
交響曲第9番 (1953) [Orch]
交響曲第10番 (1953) [Chamber]
交響曲第11番 「7つの音楽の典礼書」 (1953-54) [Orch]
 "Seven Rituals of Music"
交響曲第12番 (1955-56) [Orch]
交響曲第13番 「マドラス」 (1959) [Orch]
 "Madras"
※3つのインドの楽器が加わる。
交響曲第14番 (1960-61) [Orch]
交響曲第15番 「命題」 (1960) [Orch]
 "Thesis"
交響曲第16番 「アイスランド風」 (1962) [Orch]
 "Icelandic"
交響曲第17番 (1962-63) [Orch]
交響曲第18番 (1964) [Orch]
交響曲第19番 (1964) [Orch]
交響曲第20番 (1965) [Orch] ※全5楽章になる予定だったが未完に終わった。第4楽章はルー・ハリソンにより補筆完成。
シンフォニエッタ (1928) [Chamber]

●その他の作品
titlememo
シンクロニー (1930) [Orch]
 Synchrony
シンフォニック・セット (1938) [Orch]
 Symphonic Set
消防署の土曜の夜 (1948) [Orch]
 Saturday Night at the Firehouse
フィドラーのジグ (1952) [Vn/Str]
 Fiddler's Jig
管弦楽のための変奏曲 (1956) [Orch]
オンガク (1957) [Orch]
 Ongaku
※「雅楽」「三曲」の2曲から成る。作曲前年にカウエルは来日している。
3度による変奏曲 (1960) [Orch]
 Variation on Thirds
ピアノ協奏曲 (1928) [Pf/Orch]
打楽器協奏曲 (1958) [Perc/Orch]
ハーモニカ協奏曲 (1962) [Harmonica/Orch] ※初演はカウエル没後の1986年。
リズミコンと管弦楽のための協奏曲 (1931) [Rhythmicon/Orch] ※「リズミコン」は1931年にカウエルとレフ・テルミンが共同開発した電子楽器。初期のシンセサイザーに近い音がする。
筝と管弦楽のための協奏曲第1番 (1962) [Koto/Orch] ※筝曲家の衛藤公雄(1924-2012)に献呈。
筝と管弦楽のための協奏曲第2番 (1964) [Koto/Orch] ※筝曲家の唯是震一(1923-2015)に献呈。
弦楽四重奏曲第1番 「衒学的」 (1916)
 "Pedantic"
弦楽四重奏曲第2番 (1928)
弦楽四重奏曲第3番 「モザイク四重奏曲」 (1935)
 "Mosaic Quartet"
讃美歌とフーガ風の調べ第1~14番 (1943-62)
 Hymn and Fuguing Tune
※20年近くにわたるシリーズ作品。管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ・オルガン独奏曲など編成は曲によりまちまち。
エアとスケルツォ (1916) [Sax/Pf]
無伴奏チェロのために (1919) [Vc]
ヴァイオリンとピアノのための組曲 (1924) [Vn/Pf]
7つのパラグラフ (1925) [Vn,Va,Vc]
 Seven Paragraph
弦楽五重奏とサンダースティックのためのアンサンブル (1925) [5Str/Thundersticks] ※「サンダースティック」は別名「ブルローラー」、日本語で「うなり板」と呼ばれる打楽器。回転させることで「ブンブン」といった音がする。
木管五重奏のための組曲 (1934) [5Winds]
オスティナート・ピアニッシモ (1934) [Xyl/3Perc]
 Ostinato Pianissimo
※シロフォンと3人の打楽器奏者のための作品。茶碗(rice bowls)が楽器として用いられている。
コラールによる3つのオスティナート (1937) [Ob/Pf]
船乗りのホーンパイプ (1949) [4Sax]
 Sailor's Hornpipe
イランを讃えて (1957) [Vn/Pf]
 Homage to Iran
26のシミュルタニアス・モザイク (1963) [Cl/Vn,Vc/Perc/Pf]
 26 Simultaneous Mosaics
ダイナミック・モーション (1916) [Pf]
 Dimanic Motion
※「トーン・クラスター」の手法を確立したとされる作品。
ファブリック (1920) [Pf]
 Fabric
3つのアイルランドの伝説 (1922) [Pf]
 Three Irish Legends
エオリアン・ハープ (c.1923) [Pf]
 Aeolian Harp
※おそらく史上初の全編内部奏法による作品。
富士山の雪 (1924) [Pf]
 The Snows of Fuji-Yama
※嬰ヘ長調の五音音階でトーン・クラスターを使っており、実質黒鍵を押しっぱなしという極端な内容。
バンシー (1925) [Pf]
 The Banshee
不吉な共鳴 (1930) [Pf]
 Sinister Resonance
リズミカーナ (1938) [Pf]
 Rhythmicana
マザー・グースの詩による6つの歌 (1937) [Vo/Pf]
 Six Songs on Mother Goose Rhymes
3つの反モダニストの歌 (1938) [Vo/Pf]
 Three Anti-Modanist Songs
バレエ音楽『アトランティス』 (1926)
 Atlantis