Wagner, Richard(Wilhelm Richard) (ワーグナー、リヒャルト)
Germany / 1813.5.22 Leipzig  -  1883.2.13 Venice, Italy
**[オペラの規模を拡張し、”楽劇”と呼ばれる独自のスタイルを確立させた作曲家。『トリスタンとイゾルデ』において革新的な和声を用いたことでも知られる。]



●交響曲
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交響曲 ハ長調 (1832) [Orch] ※「第1番」とされることも。
交響曲 ホ長調 (1834) [Orch] ※第1楽章のみ完成。第2楽章の中ほどで途切れている。

●管弦楽曲
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演奏会用序曲第1番 ニ短調 (1831) [Orch]
演奏会用序曲第2番 ハ長調 (1832) [Orch]
序曲「コロンブス」 (1834-35) [Orch]
 Colombus
序曲「ポローニア」 (1836) [Orch]
 Polonia
序曲「ルール・ブリタニア」 (1837) [Orch]
 Rule Britannia
ファウスト序曲 (1839-40) [Orch]
 Faust-Ouvertüre
忠誠行進曲 (1864) [March]
 Huldigungsmarsch
ロメオとユリエ (1868) [Orch]
 Romeo und Julie
ジークフリート牧歌 (1870) [Chamber]
 Siegfried-Idyll
皇帝行進曲 (1871) [March]
 Kaisermarsch

●ピアノ曲
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ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.1 (1831)
ポロネーズ ニ長調 Op.2 (1831-32) [Pf]
幻想曲 嬰ヘ短調 Op.3 (1831) [Pf]
M.W.夫人のアルバムのためのソナタ 変イ長調 (1853) [Pf]
 Eine Sonate für das Album von Frau M. W.

●歌曲・合唱曲
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ヴェーゼンドンク歌曲集 (1857-58) [Vo/Pf]
 Wesendonck-Lieder
葬送歌 (1838-39) [MaleChor]
 Gesang am Grabe
使徒の愛餐 (1843) [MaleChor]
 Das Liebesmahl der Apostel
※ワーグナー唯一の宗教合唱曲。

●舞台音楽
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オペラ『婚礼』 (1832-33)
 Die Hochzeit
オペラ『妖精』 (1833-34)
 Die Feen
※原作:カルロ・ゴッツィ『蛇女』。初演は没後の1888年。
オペラ『恋愛禁制、あるいはパレルモの修道女』 (1835-36)
 Das Liebesverbot oder Die Novize von Palermo
オペラ『リエンツィ』 (1840-41)
 Rienzi
※『最後の護民官(Letzte der Tribunen)』の副題付き。
オペラ『タンホイザー』 (1843-45)
 Tannhäuser
※正式タイトルは『タンホイザーとヴァルトブルクの歌試合(Tannhäuser und der Sängerkrieg auf Wartburg)』
オペラ『ローエングリン』 (1846-48)
 Lohengrin
楽劇『ニーベルングの指輪』~第1夜『ラインの黄金』 (1853-54)
 Der Ring des Nibelungen - Das Rheingold
※初めて「楽劇」を称した作品。
楽劇『ニーベルングの指輪』~第2夜『ヴァルキューレ』 (1854-56)
 Der Ring des Nibelungen - Die Walküre
※『ワルキューレの騎行』が映画『地獄の黙示録』で使用され、ヘリコプターの編隊飛行のイメージが染みついた。
楽劇『ニーベルングの指輪』~第3夜『ジークフリート』 (1856-71)
 Der Ring des Nibelungen - Siegfried
楽劇『ニーベルングの指輪』~第4夜『神々の黄昏』 (1869-74)
 Der Ring des Nibelungen - Götterdämmerung
※めったに使われないが、『ラグナロク』とも。
楽劇『トリスタンとイゾルデ』 (1857-59)
 Tristan und Isolde
※劇中のライトモティーフである通称「トリスタン和音」が当時としては極めて斬新で大きな物議を醸した。
楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 (1862-67)
 Die Meistersinger von Nürnberg
舞台神聖祝祭劇『パルジファル』 (1877-82)
 Parsifal