Rimsky-Korsakov, Nikolai(Nikolay) Andreyevich
(リムスキー=コルサコフ、ニコライ)
Russia / 1844.3.18 Tikhvin  -  1908.6.21 Lyubensk, near Luga
**[”ロシア五人組”の一員。モーリス・ラヴェルと並ぶ管弦楽法の大家とされる。作品はロシア文学や民謡をモチーフにしたものが多い。]



●交響曲
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交響曲第1番 変ホ短調 Op.1 (1861-65,84) [Orch] ※改定後の版は半音高いホ短調。
交響曲第2番 嬰ヘ短調 Op.9 「アンタール」 (1868) [Orch]
 "Антар"
※1875年の改訂で「交響組曲」となる。
交響曲第3番 ハ長調 Op.32 (1866-73,86) [Orch]
ロシアの主題によるシンフォニエッタ イ短調 Op.31 (1879-84) [Orch] ※当初は弦楽四重奏曲として作曲された。

●管弦楽曲・協奏曲
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音画「サトコ」 Op.5 (1867,69,91-92) [Orch]
 Садко
セルビアの主題による幻想曲(セルビア幻想曲) Op.6 (1867,86-87) [Orch]
交響組曲「アンタール」 Op.9 (1875) [Orch]
 Антар
※『交響曲第2番』の改訂版。
3つのロシアの主題による序曲 Op.28 (1866,79-80) [Orch]
おとぎ話 Op.29 (1879-80) [Orch]
 Сказка
スペイン奇想曲 Op.34 (1887) [Orch]
 Capriccio Espagnol
交響組曲「シェヘラザード」 Op.35 (1888) [Orch]
 Шехераза́да
序曲「ロシアの謝肉祭」 Op.36 (1888) [Orch]
 Светлый праздник
墓前に Op.61 (1904) [Orch]
 On the Tomb
※ロシア音楽界の発展に寄与したミトロファン・ベリャーノフ(1836-1904)の思い出に捧げられた。
ドゥビヌーシュカ Op.62 (1905,06) [Orch]
 Дубинушка
※同名の革命歌に基づく。改訂版は任意で合唱が加わる。
ナポリの歌 Op.63 (1907) [Orch]
 Napolitan Song
※『フニクリ・フニクラ』に基づく。
ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 Op.30 (1882-83) [Pf/Orch]
2つのロシアの主題による幻想曲 ロ短調 Op.33 (1886-87) [Vn/Orch]
チェロと管弦楽のためのセレナード 変ロ長調 Op.37 (-) [Vc/Orch] ※1903年オーケストレーション。1964年出版。詳しい作曲年代は不明。
グリンカの主題による変奏曲 (1878) [Ob/Band]
トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲 変ロ長調 (1877) [Trp/Band]

●室内楽曲
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弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.12 (1875) ※作品番号が付いた唯一の室内楽曲。
弦楽四重奏曲 ト長調 (1897)
弦楽六重奏曲 イ長調 (1876)
ピアノ三重奏曲 ハ短調 (1897)
ピアノと木管のための五重奏曲 変ロ長調 (1876)

●ピアノ曲
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BACHの名による6つの変奏曲 Op.10 (1878)
4つの小品 Op.11 (1876-77)
3つの小品 Op.15 (1875-76)
6つのフーガ Op.17 (1875)
2つの小品 Op.38 (1896-97)

●歌曲・合唱曲
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4つのロマンス Op.2 (1866) [Vo/Pf] ※特に第2曲『バラのとりこになったナイチンゲール(The rose and the nightingale)』が有名。
歌曲集「春に」 Op.43 (1897) [Vo/Pf]
 Весной
歌曲集「詩人に」 Op.45 (1897,99) [Vo/Pf]
 Поэту
歌曲集「海辺にて」 Op.46 (1897) [Vo/Pf]
 У моря
※これらの他にも特にタイトルのない歌曲集が複数存在する。
6つの合唱曲 Op.16 (1875-76) [Chor] ※ピアノの伴奏は任意。
スラヴァ Op.21 (1879-80) [Chor/Orch]
 Слава
聖金口イオアン聖体礼儀 Op.22 (1883) [MaleChor]
 Liturgy of St. John Chrysostom
カンタータ「スヴィテジャンカ」 Op.44 (1897)
 Свитезянка
カンタータ「賢者オレグの歌」 Op.58 (1899)
 Песнь о вещем Олеге [CD品番]
カンタータ「ホメロスより」 Op.60 (1901)
 Из Гомера

●舞台音楽
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オペラ『プスコフの乙女』 (1868-72,76-77,91-92)
 Псковитянка
オペラ『5月の夜』 (1878-79)
 Майская ночь
オペラ『雪娘』 (1889-90)
 Снегурочка
オペラ『ムラダ』 (1889-90)
 Млада
オペラ『クリスマス・イブ』 (1894-95)
 Ночь перед
オペラ『サトコ』 (1895-96)
 Садко
オペラ『モーツァルトとサリエリ』 Op.48 (1897)
 Моцарт и Сальери
オペラ『貴婦人ヴェーラ・シェロガ』 Op.54 (1898)
 Боярыня Вера Шелога
オペラ『皇帝の花嫁』 (1898)
 Царская невеста
オペラ『サルタン皇帝の物語』 (1899-1900)
 Сказка о царе Салтане
※正式タイトルは非常に長い。特に『熊蜂の飛行(くまんばちは飛ぶ)』が有名。
オペラ『セルヴィーリャ』 (1900-01)
 Сервилия
オペラ『不死身のカシチェイ』 (1901-02)
 Кащей бессмертный
オペラ『パン・ヴォイェヴォダ』 (1902-03)
 Пан воевода
オペラ『見えざる街キテージと聖女フェヴローニャの物語』 (1903-04)
 Сказание о невидимом граде Китеже и деве Февронии
オペラ『金鶏』 (1906-07)
 Золотой петушок